中学生・高校生向け保育士マニュアル

保育士になりたいと思っている中学生・高校生向けの保育士情報サイト。学校では教えてくれない保育士の基本を中学生・高校生目線でわかりやすく説明します。

保育士の実務経験とは

前項目で保育士資格は、大学や短大に通わなくても国家試験で取得できることはお伝えしました。

 

中卒・高卒は保育士になれない⁉ - 中学生・高校生向け保育士マニュアル

 

では、高校生が国家試験を受ける為の実務経験とは、、、実は意外とハードルは高いです。

 

 

1、『2年の経験』はほぼフルタイム

最終学歴が高卒の方に向けて定められている『高卒+実務経験2年』という国家試験の受験資格取得制度。

しかしこの2年というのは勤務時間および勤務日数が定められています


勤務時間が一日6時間以上・一ヶ月20日以上の勤務

つまり、週5日以上出勤しながら、なおかつ勤務時間が6時間働くことが必要となるので

正職員の3/4は毎月働かなければいけないということになります。

これは進学した学校でも単位を取得するためにはそれくらいの授業は必要なのである意味平等条件かもしれません。

なので、実務経験を2年積むことも実は凄く大変なことなのです。





2、児童福祉施設での経験とは何か

実務経験の期間ばかりが注目されがちですが、最も大切なのは『どこで実務経験を積んだか』です。これは『児童福祉施設=一定の基準を満たしている施設』となります。


簡単に言うと保育園で言えば『認可保育園』『地域認定保育室』でなければいけません。

 

保育園ならばどこでもOKというわけではなく、国や自治体から許可を得ている保育園でなければ保育園でいくら経験を積んでも実務経験にはならないのです。

 

なので実務経験については勤務する施設が『児童福祉施設』と認められているかどうかを必ず確認しておきましょう。


幼稚園や乳児院児童養護施設でもこの基準を満たしております☆

 

詳しくは下記ページから確認しましょう!

 

受験資格|一般社団法人全国保育士養成協議会

 

 

 

3、無資格の保育士求人とその条件は??

 

近年の保育士不足に伴い、東京を中心とした待機児問題が発生している地域であれば、無資格でも仕事はあります。時給も1100円程度の所もあり、長く働くこともあります。

 

しかし都市部以外は、残念ながら無資格で働ける保育園はほとんどありません。

 

保育士資格について - 中学生・高校生向け保育士マニュアル

 

 

またいくら保育士が不足していても『社員』としての採用ではなくパートでの採用がほとんどなので、そのあたりも含めて学校に通うか国家試験で取得するのかを選択してください。

 

もちろん、国家試験だって落ちることもありますからね。

 

筆者は保育短大出身ですが、保育の学校では国家試験以外で学べることはとても多いですし、成績優秀者には返金しなくても構わない奨学金や、学校に通いながらアルバイトだって出来ますからね★