中学生・高校生向け保育士マニュアル

保育士になりたいと思っている中学生・高校生向けの保育士情報サイト。学校では教えてくれない保育士の基本を中学生・高校生目線でわかりやすく説明します。

中卒・高卒は保育士になれない⁉

1、国家試験は誰でも受けられるわけではない

学校に通うための費用がもったいない。親に頼りたくないけれど、奨学金も嫌だという感じの高校生や、2年間も勉強したくないという高校生は国家試験で資格を取得しようと考えるかもしれません。しかし国家試験は誰でも受けられるわけではなく、一定の学歴条件を満たさなければ受験することすら出来ません。



2、中卒・高卒の学歴では受験できない!?

実は保育士の国家試験を受験するには14年以上の学校教育を経験していないと受けることが出来ません。


一部例外もありますが、原則はこのルールと考えてください。では14年とはどういう基準なのか。

 

簡単にまとめてみたので下記条項をご覧ください。


A=小学校(6年)+中学校(3年)+高校(3年)=12年

B=小学校(6年)+中学校(3年)+高校(3年)+専門学校(2年)=14年

B=小学校(6年)+中学校(3年)+高校(3年)+大学卒業(4年)=16年


・専門学校は卒業しても『高卒扱い』ですが学校教育法で認可されている専門学校であれば勉強したことになるので資格取得が可能となります

 

(その為、保育系の専門学校を卒業すると保育士資格が取得できます)


・大学中退でも条件を満たしていれば資格取得が可能です


※その他例外もありますが、ほとんどの方が上記の対象となります





3、中卒・高卒の学歴でも受験資格を得る方法

では最終学歴が中卒・高卒の場合、受験するためにはもう2年進学をしなければならないのか!?

 

いえ、進学しなくても受験資格を得る方法はあります☆ 


高等学校(平成3年4月1日以降)卒業後、児童福祉施設等で2年or5年以上従事した者


上記のことは何なのかというと・・・

高校卒業後にわざわざ高い学費を支払ってもう2年進学をしなくても『実務経験が2年以上あれば受験してもよいです』『中卒は5年以上でOKです』という制度です。

 

全くの無知ではなく実際に現場で2年or5年経験をすることは進学同様に専門的に勉強したという扱いになります★

 

なので、保育士を取りたい高校生は、実際に保育園等で働きながら国家試験の勉強をすることで資格を獲得することが可能なのです!!

ただし・・・この『実務経験』にも条件がありますので気をつけなければいけませんので次の項目で詳しくお話いたします☆