保育園と幼稚園の違い
1、中学生・高校生に向けた保育士基本説明
保育園と幼稚園は一見似ているように見えますが、実は全然違います。この違いをしっかり理解しておかないと、働き始めてから後悔することになります。
なぜならば、幼稚園に赤ちゃんと言われる0歳児はいませんし、保育園と幼稚園では子どもたちにしてあげる基本的な役割も違うからです。
もっと細かく言うと、保護者が求めてくるものも違うので、一般的に難しいといわれる保護者対応も全く変わってくるのです。
2、保育士でも幼稚園教諭でも両方の資格を持つことが望ましい
保育士資格と幼稚園教諭の資格が違うことは以前のページで説明しました。
じゃあ私は赤ちゃんがみたいから保育士資格だけを取得すればよいか・・・なんて考えを持ってはいけません。
もし幼稚園教諭しか持っておらず、赤ちゃんに興味を持ったから保育園で働きたいと思っていても、資格が違う為、保育園で働くことは難しいです。
しかも、保育士資格は国家試験(学校に通わなくても1年に2回行われる試験で受かれば保育士資格が取得できる)で取得が来ますが、幼稚園教諭は、最低2年間学校に通わなければ取得が出来ないのです。
保育士は学校に通わずに社会人になってから自分で勉強して試験を受けて保育士資格を取得する人も多いですが、幼稚園教諭を取るために社会人になってから仕事を辞めて2年間学校に通うのは時間とお金がかかりすぎます。
(学校に2年通うと大体150万円~200万円近くかかります。)
3、保育士でも幼稚園教諭は学校で一緒に取得できる
実は・・・9割の保育士養成校では卒業と同時に保育園と幼稚園の免許が両方取得できるのです。
これはそれぞれの資格で共通する勉強項目がある為。必ずしも両方取ることが望ましいわけではありませんが、基本的には両方取ることを前提に考えてみてください。
例1、教育学部では「保育士&幼稚園」or「幼稚園&小学校」といったパターンがあるので、幼稚園と小学校は学校で取得し、保育士は国家資格で取得するというのもあり。
(有名な所では早稲田大学や青山学院(保育士はとれない)などがそうです。)